2013 年 9 月 のアーカイブ

あの本の行方

2013 年 9 月 30 日 月曜日

本を旅に出したことがあります。

7年くらい前のことです。

買った本があまりにも面白くて、

「この面白さを誰かに伝えたいっ!!」

と思ったのがきっかけでした。

通っていた美容室の方が、

面白い本を見つけては私に紹介してくれてたので、

今度は私の番!!

と思ってその本を紹介しました。

「この本、すっごい面白いので読んでみて下さい。

きっと面白いと思うはず!」

そして、

「ちなみに読み終わったら、

友達とか知り合いで、この本を読んで面白いと

思ってくれそうな人に渡して下さい!!」

と、そう付け加えて渡しました。

いつか、巡り巡って、

自分の元に戻ってくるかもしれない

という思いをこめて、

本の裏表紙に、自分が読んだよ!という証(ニックネームなどを記載)

を記して渡すというルール。

美容院の人が、読んで早速友達に渡したよ~

というところまでは聞きましたが、あれから7年。

あの本は今どこへ。

ちなみに、私はまたその本をものすごく読みたくなって、

後にもう一冊新たに買いました。

ハッとして!グッと

2013 年 9 月 13 日 金曜日

先日、朝一番で銀行に行った時のことでした。

窓口での用事を済ませ、帰ろうとしたその時、

「会社の名前ってどういう意味なんですか?」

と、窓口の若い女性に聞かれました。

私は、「えっ!」

と一瞬驚きながらも、

あ、これこれこういう意味で、

と説明したところ、女性は、

「あ~、そういう意味ですか!

めずらしい名前だったんで、ちょっと気になって、

すみません、ありがとうございます!」

と笑顔。

銀行の窓口で、

まさかそんな質問を受けるとは予想していなかったので、

ちょっとした驚きを味わいました。

私の勝手なイメージですが、

銀行窓口はというと、

次々にやってくるお客さんに追われながら、

なるべく私情をはさまずテキパキと効率よく仕事をこなしていく、

そんなイメージを持っておりましたので、

その女性の一言はちょっとした衝撃でした。

銀行でも普通に会話していいんだ!!

と思った瞬間でした。

ただ、その時の状況を振り返ると、

女性が私に話しかけている時、

窓口後ろの方でパソコンに向かって仕事をしている数名が、

顔を上げてチラっとこちらの方を見たので、

もしかしたら、その彼女の行動は、

そこでは異例の出来事だったのかもしれませんが。

一概には言えないかもしれませんが、

サービスを受けるお客さんにとって、

少しでも関心を持ってくれたりするとぐっと親近感もわくもので、

そして、彼女がしたような予想を超える行動が、

感動につながっていくのだと、

その女性に気付かされた朝でした。