樹木医 小林勝さん

”頑張る”とか”努力する”とかと似ていて、

ちょっとニュアンスが違う「ひたむき」という言葉、

すごく素敵な日本語だと思います。

エゴだったり、邪念がなく、見返りを求めず、無私無欲にひとつことに打ち込む。

中々できないことです。。。

今年の弘前公園の桜、かなり遅咲きとなりましたが、

皆さんは見に行かれましたでしょうか?

私は先週末、見に行きました。

桜が満開を迎える直前、テレビ番組で樹木医、小林勝さんが紹介されていました。

ご覧になった方も沢山いらっしゃると思います。

弘前の桜が他の桜とどう違うのか?

それはリンゴの木の剪定技術を生かして、

ひとつの枝から沢山花が咲くよう工夫がされているから。

私が知っていたのはそのくらいでした。

毎年決まった時期に花を咲かせる植物の不思議、

自然の生命力ってすごいな~なんて思っていました。

ところがでした。

毎年この時期に綺麗な花を咲かせるため、大勢の人に楽しんでもらうため、

猛暑の夏も、極寒の冬も、沢山の人の手によって、

一年中手入れをされていることなど考えたことがなく、

この番組を見て知りました。。。

美しい桜が咲くということは、小林勝さんはじめ、沢山の人方々が、

一生懸命桜の木に向き合い、手入れをしているから。

じんときました。。。

樹木医であり弘前公園の桜を守り続けてきたお兄さんの範士さんと、

勝さんの会話。

「弘前の桜は何が日本一なのか?」

「桜を美しく咲かせ続けるための一生懸命さはどこにも負けない」

「ひたむき」という言葉がとてもお似合いになるお二人だと思いました。

最後に小林勝さんが言われた言葉、

「今すぐに結果がでなくても、将来の理想を成し遂げるために、

今できること、やらなければいけないことを確実にやっていくのがプロ」

感動しました。。。

現在、治療中のしだれ桜、来年、再来年、5年後、10年後…

また綺麗な桜を沢山咲かせてくれること祈っています。

そして、日本一ひたむきで美しい弘前の桜、

何とか後世にも受け継がれて行きますように!!

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