春が来た
中学時代の同級生に高校時代の同級生、
そして高校時代の恩師など、
偶然ばったり会うことが最近続きました。
懐かしい知り合いにどっかでばったり出くわした時、
嬉しさもあれば、照れもあり、
なんだかぎこちない会話になりがちです。
その場は盛り上がっているようにみえて、
結局とりとめのない会話を交わし、
その場を離れたあとで、
あ~そういえば、あれ話したかったのにな。。。
などと思うこと多々あり。
10年くらい前、松田優作の没後何周年記念だったかの映画祭があり、
「春が来た」というドラマを映画館に見に行ったことがあります。
脚本が向田邦子、桃色かおりに松田優作と好きな方々による作品で、
これは見に行かねば!
と思って足を運んだところ、知り合いにばったり会いました。
まさかこんなところで!?
単純に嬉しかったのを覚えてます。
「なにぃ~!!、あなたも優作ファンだったの!?」
というような会話をモギリ場でして、
映画終わったら飲み行こうという約束を交わし、
じゃぁっ!
とそれぞれ別々の離れた席に座りました。
お互い一人で来ていたのは明らかだったのに、
別々の離れた席に座ったのは、
おそらくその人も私も、
自分の空間で作品を見たかったのだと思います。
そして、そういう距離感もいいものだなと思いました。
映画を見終わって、入り口で落ち合い、
「まさかここで会うとわね~」みたいな会話をつまみに、
彼女がよくいく店に飲みに連れてってもらいました。
春が来たからなのか、
偶然ばったりが続いたせいか、
そんなことを思いだしました。
さてさて、
弘前が待ち望んだ季節がいよいよやって来ました!!
おぃ、さくら!!あとは頼んだぞ!!(寅さんの口調で)