カッコウ

どこかでカッコウが鳴いている。
ほのぼのとした鳴き声に隠された、非常にずる賢い生態を、
小さい頃、教育番組で見たことがある。

カッコウの親鳥は、他の鳥の巣に産卵し、その後はすべて他人(他鳥?)まかせで自分ではいっさい子育てをしない。
…ずるい。
そして巣に産まれた卵は宿主の卵よりも早く孵り、他の卵や雛を巣の外に落とし、他人の親鳥を独占してしまう。
…ひどい。

親が親なら子も子である。
なんて残酷なんだ、カッコウって鳥は…と幼心に衝撃を覚えた。

ポカポカとした陽気にカッコウの鳴き声を聞くと、うっかりほのぼのしてしまいそうになるが、水面下では昼ドラのような激しいサバイバルが繰り広げられているのだ。
おそるべし。

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