津軽凧絵展示 開催中です

津軽地方に凧揚げがもたらされたのは、徳川中期末ころといわれていますが、天保年間には数十の大凧が弘前の上空にうなりを揚げていた、という記録もあるので、一般の人々の遊びとしても盛んに行われていたようです。

 明治期になると、廃藩によって収入源を失った津軽藩士らは、うっ積したエネルギーを三国志や水滸伝などを論ずることで発散しようとし、これらの絵柄が凧絵にとりいれられたほか、日本の武将も好まれ、いまの凧絵に伝統的な絵柄として受け継がれています。

 

今回の展示は、弘前市立博物館の収蔵作品を中心として、おおむね明治時代後期から戦前・戦後までの作品で、全55枚。

太く力強い墨の線と、赤を基調とした鮮やかな色彩で描き出される武者は、弘前ねぷたさながらに、見る者を魅了させてくれます。

   この機会に、是非ご覧になってはいかがでしょうか。

 

【展示期間】514()522() 9:00~21:00

 

無料でご自由にご観覧いただけます。  

携帯電話、カメラ等での写真撮影はご遠慮ください。

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